京都クオリアフォーラム主催「2025博士キャリアメッセKYOTO/NARA 第一部」に参加しました

 2025年7月15日、京都クオリアフォーラム主催による「2025博士キャリアメッセKYOTO/NARA 第一部」が開催されました。祇園祭のお囃子が響く夏の京都、京都御所にほど近い京都府立医科大学附属図書館ホールには、高度専門職を目指す博士学生と、すでに現場で活躍する社会人博士たちが一堂に会し、「地」と「知」の熱気あふれる交流の場となりました。

 このイベントは、国や未来社会に大きな影響力を発揮しうる高度専門人材としての博士学生に対する期待のもと、「博士学生を知る」「社会を知る」「交流の場」「スキルアップ」「共に育てる」をモットーに、産学公連携団体である京都クオリアフォーラムに加盟する京都?奈良の7大学が連携して企画※しており、今年で5年目を迎えました。本学は幹事校として企画?運営に参画しており、吉本昌広 学長および副学長、理事をはじめとする教職員15名、博士課程の学生約40名を含む多数の関係者が参加しました。当日は、全体で約160名(うち学生約90名)が集まり、参加大学は9大学、企業は8社と、年々その規模を拡大しています。

 開会にあたり、本学の増田新 理事による挨拶の後、髙田隆裕 特任教授が総合司会を務め、さらに情報工学?人間科学系 古川大晃 特任助教も登壇し、イベントを盛り上げました。参加した学生は、博士学生以外にも学部?修士の学生や留学生など、多様な分野?背景の学生たちが集いました。

増田理事による挨拶

 Part1では、11名の社会人(博士)が登壇。クローズドな対面形式だからこそ語られる、赤裸々な経験談や後輩への率直なアドバイスが多く寄せられ、参加者にとって非常に実りある時間となりました。

  • Part1 社会人(博士)の講演

  • Part1に登壇する古川特任助教

 続くPart2では、博士学生と社会人の双方向の交流会が実施され、約70名が参加しました。キャリアへの不安や悩みを率直に共有し、互いに刺激を受けながら活発な意見交換が行われました。

Part2 博士学生と社会人の交流会

 最後には、参加企業の方々からも「学生たちの熱意に触れ、大いに刺激を受けた」との声が寄せられ、本イベントの意義深さが改めて実感されました。

 今後も、本フォーラムが博士人材の育成と社会とのつながりを深める場として、さらに発展していくことが期待されます。

 なお、第二部は2025年11月7日(金)に奈良女子大学にて開催予定です。

※?JST 次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に採択された京都?奈良の6大学が連携して企画?運営し、本学は当イベントのトータルコーディネートを行っています。

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総務企画課広報係 
TEL:075-724-7016
E-mail:koho[at]jim.kit.ac.jp(※[at]を@に変換してください)